コミックマーケットのウラで、新日本プロレスのリーグ戦「G1クライマックス」優勝決定戦が行われ、ミニ四駆好きを公言している棚橋選手が優勝を果たした。
プロレスは純粋なスポーツではないので、テクニックや戦略が勝負を決めたのではない。興行としてどちらが勝ったほうが客を呼べるかを会社が総合的に判断して勝ち負けは決められる。それは公然のことである。
昨日の相手は34歳、飯伏。インディーズ団体から新日本に移籍した後にフリー。破天荒なムーブや言動、現チャンピオンのケニーとの共闘や内藤とのカラミなど話題性は十分。
それでも棚橋が勝った。
41歳、満身創痍の2児の父。にへいにとっては同世代のヒーロー。
年齢、体力、技術、それらは若者に分があるのはわかっているが、棚橋にはそれ以上の気持ちと執念があったように感じる。
なるべくヨゴれず、スマートに勝負するスタイルの象徴がオカダや内藤なら、どんくさく突き進むのが今の棚橋。
彼の背中を手本にして、今日からまた前へ進んでいこう。