【昼休みコラム】ミニ四駆の歴史
バクシードの急襲とRSシリーズ(2001-2004)
21世紀に入ってからのミニ四駆は、ほとんど動きがなく、2003年の阪神優勝にかこつけて「タイガー」と名の付いたマシンが再販された程度であった。
ダンガンレーサーはミニ四駆ほどではないものの子供たちの関心を集めており、定期的にニューモデルがリリース、大会も開催されていた。
そんな中、2004年にバンダイが「バクシード」というホビーを発売する。単三電池2本と130型モーター、四輪駆動、壁で囲われたコースをローラーによって曲がる……コンポーネントはほとんどミニ四駆そのままのバクシードが、タミヤの逆鱗に触れたことは想像に難くない。
即座にタミヤは名車アバンテJr.をリァインした「アバンテRS」を2004年末に発売。続けてサンダーショット、ブーメランと続けざまに「RS」仕様でリリースされる。
第一次ブームの人気車種をVSシャーシに換装したRSシリーズは、ミニ四駆がまだ「生きている」ことの証明に他ならなかった。
そして2005年、「レーサーミニ四駆 メモリアルボックス」シリーズが発売されることとなる。