従来、比類なき価値を持っていた「体験」は俺たちのエコノミー(仮称)においては大した価値を持たなくなる。
かつて握手券やチェキといった、物的なリターンをめぐっての課金合戦が「推し」のメインディッシュであった。
が、みんなに同じように配られているものを珍重しても「他のヤツら」へのマウントに使えないことが既に明らかになってしまっている。
さらにバーチャル化・リモート化が進むことで握手や会話といった不定形な「思い出」の価値は連日のストップ安だ。
「俺たちのエコノミー(仮)」において重要なのは「知識」と「マウント力(ぢから)」そして「投げ銭」ということになるのだろう。
ディストピア!!