20年ぶりに冲方丁『ばいばい、アース』を読み始める。
西暦2000年の秋。大学で人づてに「角川スニーカー大賞を高校在学中に獲った男がいる」と聞いてアポイントをとり、学食で小一時間話し込んだ。圧倒的な知識量と表現力に圧倒された。
そんな彼でさえ受賞後の初原稿が出版されないと聞いて、プロの物書きの厳しさを知った。そして彼には絶対追いつけない、それなら社会人として生活しながらゲリラ的に創作を続けようと決意した。
その後の新年会で、ようやく出版された本にサインをしてもらった。
まさかその男が、日本SF大賞に輝き、直木賞候補になり、映画原作の小説を手がけることになろうとは思っていなかった。
もう先頭までは20馬身くらいあるだろうけど、まだ人生3コーナーの入り口くらい。少しでも差を詰めるべく、我が身にムチを打たねば。そういう気持ちをかきたてるサインである。
ミニ四駆が好きですが、競馬(中央・南関東)とプロレスとモータースポーツ(F1・フォーミュラe)が好きな43歳です。たまに小説らしきものを書きます。
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