総括 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 

良かった点
・メタ要素を含めた「ガンダムとは何か」という問いかけ
・富野由悠季が打ち立てた「勧善懲悪の否定」の更に一歩先を行った人間ドラマ
・話を動かす為のおばかキャラの不在
・課題を残しながらも希望と共に幕引きするいつものガンダムらしいラスト
・12話Cパートの衝撃

悪かった点
・終盤のタネ明かしは視聴者の想像に任せずもっとハッキリ描写してもよかった
・「ガンダムらしさ」の業を背負わされたソフィとノレア
・視聴者に要求する物語への解像度が高すぎる

総括 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 

【メタ要素を含めた「ガンダムとは何か」という問いかけ】

水星の魔女はこれが非常に面白い。シリーズにおいて「ガンダム」という概念が物語上重要なガジェットになったことって案外少ない(ガンダムっていう名前のアニメの主役ロボだからガンダムなんです、くらいのイメージ)。

「ガンダムを倒せるのはガンダムだけだ」はもはや竈門炭治郎に言わせているとしか思っていない(ホビーコーナーに積み上げられたキメツ商品を横目に)。

総括 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 

【富野由悠季が打ち立てた「勧善懲悪の否定」の更に一歩先を行った人間ドラマ】

これはもう、ペトラとフェルシーが凄く良いキャラをしていた。水星の魔女を面白くした隠れMVPだと思う。

最初は如何にも使い捨てで終わりそうな学園ドラマの悪役だったキャラ達が、テロに巻き込まれていく中で主役サイドにも寄り添っていったわけなんですが、彼女達が改心したとか、使命感に目覚めたとか、ホントは良い子達とか、そういうことではないってところがポイントだと感じた。

ペトラがスレッタを助けたのも、フェルシーがMSに乗って学園を守ろうとしたのも、人が人として本来持っている善意みたいなもので、しかしながら、そのひとかけらの善意と勇気がグエルとラウダを救ったと考えると、よくやったどころの騒ぎではない。

総括 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 

【話を無理やり動かす為のおばかキャラの不在】
水星には00のネーナとか、鉄血のイオク様みたいなお馬鹿な行動で事態を悪化させる(ついでに視聴者のヘイトを買う)キャラがほぼ居ない。

全員が「このキャラの状況的にはこうするしかないんだろうな」と納得できる動きをする。それでもすれ違いが起きて、それがドラマになるから面白い話が作れる。

総括 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 

@nisaonhobby あーいましたねーペシャン公。

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総括 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 

@Bernie_Nihei いい土産話が出来た

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