『駒田蒸留所へようこそ』を観たアル声優さんから「どうも腑に落ちないので、にへいも観ろ」という呪いを受けて観たら、やっぱり腑に落ちなかったのでフォロワー諸氏も観るように。
表立っては「イマイチ」と言いづらい道具立てだけに、余計に納得できんのじゃ!
私見:自動車業界がミニ四駆にかける期待
肝心のタミヤにそうしたビジョンがあるかというと、残念ながら感じられないというのが現実です。
私のマシンが選ばれた、トヨタの風洞実験施設にミニ四駆を入れる、という活動も「やりました、ありがとうごさいました」で終わっており、その知見で得られたパーツの販売といった「成果」は何もなく。
カッコいい映像が仕上がってきましたが、あれはトヨタさんが作成したものでタミヤは全く噛んでいないらしいです(汗)。
このところタミヤの台所事情も厳しいようで、短期的に売れるMSシャーシの限定キットの再販を乱発しています。が、すでに必要としている層には行きわたっているのか、家電量販店で山積みになっているのが実態。
期待の強かったレーザーミニ四駆が「黒歴史」としてタミヤのページから抹消されるなど、どうもイヤな流れしか感じない。
まあ彼らも仕事としてやっているので、できること・できないこと、収益につながること・ボランティアとしてやることなど思案すべきことが多いとは理解するが。
奮起を期待したい。
投書しようかなぁ(汗)。
私見:自動車業界がミニ四駆にかける期待
某・中国地方に本社がある自動車メーカー(汗)とお話をした時、業界の課題は「クルマ好きの子供を増やす」ことだと伺いました。
かつては、70年代のスーパーカーブーム、80~90年代のF1ブーム、90~2000年代のドリフトブームと、定期的にクルマブームがキていたのですが、世の中的にエコだ、安全だということが目立つようになり(それ自体は立派な活動です)、クルマのカッコよさ、自分でチューニングできる自由度といったものが邪魔者扱いされて現在にいたるわけで。
その間、スーパーGTの人気であるとか、佐藤琢磨によるインディ500制覇、トヨタによるルマン5連覇、レッドブルHondaの活躍など様々なトピックスがあったのに、閉じられた界隈での話題にとどまってるのが実態です。
そんな中、遅きに失した感はあれど若年層、特に児童に対しての「刷り込み」を期待する動きが活発になっており、その一環としてミニ四駆に対する期待も大きいわけです。
が。
ミニ四駆の楽しみ方について
「ひとより速いミニ四駆をつくる」がモチベーションの源泉にすると長続きしない。
ミニ四駆もモータースポーツである以上、
・見識(知識と改良)
・工作技術
・リソース(資金と時間)
の優劣が車両を速くするための材料であることは疑いようもない。
で、世の中極める人はこの3点を上限なく費やしているので、ビギナーズラック的なものは起きようもない。
本来は先行者利益を削いだり、過剰な投資を抑制するためのレギュレーション改正を胴元が行う事で戦力が均等化するのだが、タミヤさんはそういう干渉はほとんどしない方針らしい(直近では前輪付近のマスダンパー位置についての規制が加わった程度)。
そのため十数年なり数十年なりミニ四駆にとっかかりになっている方をビギナーが追い抜くのは不可能と言える。
ただ「クルマ趣味」という観点でとらえるならば、クルマが速いか遅いかというのはそれほどの意味を持たない。
自分が理想とするクルマを自分の手で作れるかどうか、という一点のみが重要になってくる。
この辺、流されずに自分のスタンスがないと、ミニ四駆は途端につまらなくなる。
ミニ四駆が好きですが、競馬(中央・南関東)とプロレスとモータースポーツ(F1・フォーミュラe)が好きな43歳です。たまに小説らしきものを書きます。
Twitterに比べてエキセントリックな内容でお送りしますのでリムーブ、ミュート等適宜お願いします。