早速起動トルクを測る実験。結果、
①PD……25.65 g-cm
②MDP……29.4 g-cm
③MDP……38.4 g-cm
おお……かなり差がある……
次に2.4Vでの無負荷回転数
①PD……38200rpm
②MDP……33600rpm
③MDP……36600rpm
回転数だけ見たら、①が最速に見えますが、トルクは圧倒的に③が強くなっています。
①はテキトーに遊びに使っていたパワダ、②はハズレと分かっていつつどこまでいけるか丁寧に育ててみていたマッハダッシュ 、③はさっき開けポンで引いた当たりと思われるマッハダッシュ。
ハズレはいくら丁寧に育てても、当たりの開けポンに負けるって事ですね…。③はまだ開けポンですので、あと2000rpmは伸ばせます。その時にトルクがどう変化するかまた計測してみます。
あと、①パワダは、回転数だけ見ると回ってるのにトルクが無いのは、いわゆる『トルク抜け』を起こしてるのかもしれません。これはトルクを測ってみなければ分からなかったかもしれません。ちゃんと計測してみるものですねー。
息子のリクエストで、うちでよく使うキャッチャー製のアンダーガードと簡易提灯アームの型紙をPDFにしました。
https://drive.google.com/file/d/1qWzZGIop19Qi04H4CpSWnvtfCq4DVmR2/view?usp=sharing
愛車紹介
メインマシン: サンダーショット
3レーン、5レーンをバンパーのセットアップ違いで戦っています。手のかからない範囲で比較的メジャーな装備でまとめてあり、一応この中では最速。
実験機: ウィニングバード?
現在ダンゴムシシステム(分散ウェイト型ダンパー)を実験中の実験機。キャッチャー提灯(キャッチャーをアームにする提灯ダンパー)、ゆとりペラタイヤ改(ゆとりペラの下にゆとりペラの切れ端を入れてオフセット化)、低反発アンダーガード(キャッチャー製アンダーガードとバンパーの間に低反発タイヤの切れ端を挟む)等、簡単お手軽で効果大な改造を生み出すべく実験中。
お子様貸出機: パンダ2
あまり改造してないように見えて、バンパー裏にFRP補強など、玩具としての耐久性を高めてあります。また、見た目のポップさとは裏腹に結構ちゃんと走れます。
幼児がキャッチで手が痛めるのを避けるために緑スポンジを前面に装備。安心して『初めて家電量販店のコースでミニ四駆を見てやりたくなっちゃったお子様』に貸し出せるようにしてあります。
フレキを使わずに、上りで受ける衝撃をどうにかしようという話
バンクにしろスロープにしろ、バンパーが衝撃を受ける向きはかなり角度の浅い後ろ斜め上向きになる。角度は浅いものの、構造上どうしても重心より低い位置でブレーキをかけることになるため、前転方向にピッチングモーメントが掛かり車体が不安定になる。このため、ブレーキをかけつつこの力を殺さなくてはいけない。
『フレキにするとマシンが安定しジャンプが低くなる』のはフレキのダンパー能力がこの衝撃の向きに対して優位に働くからで、北陸フレキが効かないのはバンパーにダンパー能力がなく衝撃に対して効力がないからと思われる。
フレキを使わない対策として
1.制動力を落としピッチングモーメントを抑えて衝撃のピークを殺す
2.有効制動時間を稼いで落ちた制動力を補う
を考える必要がある。
有効と思われる策としては
A.取付角度の最適化(接触を線から面へ)
B.ブレーキ支持素材の最適化(柔らかく受けて制動時間を稼ぎつつ、支持体で衝撃を殺す)
というわけで、研究テーマが増えてしまいました。ふいー。
子供の遊びに付き合うつもりで二十云年ぶりに手を出したが最後、翌日には提灯ぶら下げてみたり3Dプリンタ用に部品をモデリングし始めたり…。